冬バテとは?症状と原因、今日からできる対策を解説!
皆様こんにちは!
カロトレケア千種店です。
夏バテという言葉はよく知られていますが、「冬バテ」は聞いたことはありますか?
冬バテは名前の通り、冬の寒さや日照不足などの環境要因によって引き起こされる心身の不調のことです。
そんな冬バテの詳しい症状や原因、対策などをご紹介させていただきます。
冬バテの主な症状

冬バテのよくある症状をご紹介します。
これらの症状に当てはまる場合は冬バテの可能性があります。
身体の症状
・寝付けない、寝てもスッキリしないなどの睡眠トラブル
・だるさ
・肩こり、頭痛
・手足の冷え
・動悸、めまい
・食欲不振、過食
・便秘、下痢
心の症状
・気分が落ち込みやすい
・やる気が出ない
・イライラしやすい
・集中力の低下
原因

寒さ・寒暖差による影響
気温が低くなると血行が悪くなり、手足の冷えや肩こり、疲れやすいなどの不調が出やすくなります。
また、自律神経は体温調節機能があり、寒いときは交感神経が優位になり、暖かくなると副交感神経が優位になります。
冬になると室内と室外の寒暖差が大きくなり、体温調節のため自律神経が過剰に働き乱れやすくなります。その結果、倦怠感・胃腸の不調・めまい、動悸といった症状が現れることがあります。
日照時間の減少
冬は日が落ちるのが早くなることで日照時間が短くなり、幸せホルモンと呼ばれている「セロトニン」の分泌が減ります。
セロトニンは精神の安定やストレス耐性を上げる作用がありますが、日照時間が短くなりセロトニンの分泌が減ることで、気分が落ち込みやすかったり、モチベーションの低下などの精神的な影響が出ます。
またセロトニンは夜になると睡眠ホルモンと呼ばれる「メラトニン」に変わります。
メラトニンは体内時計の調整や睡眠の質向上といった役割があり、セロトニンの分泌が減ることでメラトニンのバランスも悪くなることで、睡眠トラブルといった悪影響が出ます。
生活リズムや食生活の乱れ
年末に向けて仕事が忙しくなるストレスや年末年始の長期休暇により生活リズムが崩れることによっても体調不良が引き起こされることがあります。
また冬はクリスマスや年末年始などイベントが多く、飲酒や外食の機会が増えます。
飲酒や外食によって偏った食事をするとビタミン・ミネラルが不足しがちになり、体調が崩れやすくなります。
冬バテの対策

運動・ストレッチ
軽い運動やストレッチを行うことで血行が良くなり、体温が上がることで身体の冷え対策になります。
身体を動かすことで気分が前向きになりメンタルの安定も期待できます。
また、散歩などの屋外で運動を行うと、セロトニンやメラトニンの分泌が促され、メンタルの安定と睡眠の改善が期待できます。
身体を温める
運動やストレッチだけでなく、日常生活から身体を温めて冬バテ対策をしましょう。
湯船に浸かることで温まるだけではなく、副交感神経が優位になり入眠しやすくなります。ただし、お湯が暑すぎると交感神経が優位になるので、38〜40°程度のぬるめがおすすめです。
また、普段からマフラーや靴下などを着用し、首元や足首を温めたり、温かい飲み物や食べ物を意識して摂るようにしましょう。
バランスの良い食事
冬はイベントごとが多く食生活が乱れやすいですが、普段はタンパク質食材(肉、魚、卵、乳製品、大豆製品)を意識して食べましょう。タンパク質は精神の安定や睡眠の質を整える作用があるセロトニン、メラトニンの材料になります。
また、根菜類やキノコ類、果物はビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。
ストレッチのポイント

ストレッチは血行を良くし、自律神経を整える効果があり、冬バテ対策として有効です。よりストレッチの効果を高めるポイントをお伝えします。
無理に伸ばさない
ストレッチは無理に伸ばしてしまうと筋肉が緊張し、怪我の原因に繋がります。
ストレッチの際は伸ばす筋肉を意識し、「痛気持ちいい」範囲で伸ばしましょう。
呼吸を止めない
呼吸を止めてしまうと筋肉が緊張してしまうだけでなく、血圧が上がり身体に負担がかかってしまいます。
ストレッチでは息を自然に吸ってゆっくり吐くと、筋肉の緊張がほぐれ、深くまで伸ばすことができます。
また、深い呼吸は副交感神経を優位にし、心身を安定させる効果もあります。
パーソナルストレッチを受ける
セルフストレッチでも効果は期待できますが、より高い効果を求めるのであればトレーナーによるパーソナルストレッチがおすすめです。
パーソナルストレッチでは自分では伸ばしづらい深層の筋肉にアプローチできることに加え、一人ひとりに合わせた適切な角度で筋肉を伸ばすことができます。
まとめ
冬バテは睡眠トラブルや慢性疲労などの身体面の不調と、気分が落ち込みやすいなどの心の症状があります。
こうした症状がある場合は、自身の生活を見直し、改善していくことが大切です。
ただし、1日だけ完璧な生活をするのでは効果が薄いので、まずは自分のできる範囲から習慣化することで、体調面やメンタルの安定を実感できるでしょう。
今年の冬は、少しずつでも自分の体と心を整えて、健康に締めくくりましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。